|
| No.1 球状黒鉛鋳鉄材の溶接 |
 |
| 上の写真は、球状黒鉛鋳鉄材において、模擬的に溶接補修したものである。一般的に鋳鉄材は多量の炭素(C)を含有しているため、溶接(加熱)に伴って一酸化炭素(2C+O2=2CO:高温で安定)が生成し、そのガスによる溶接欠陥(ピンホールやブローホール)が生じやすい。また、熱影響部において、冷却速度によっては高硬度(高炭素)マルテンサイト相が生成し、その相自身の脆さや熱及び変態応力の影響を受けて、き裂が生じやすくなる。したがって、片状黒鉛鋳鉄や球状黒鉛鋳鉄の溶接は非常に難しく、写真のように無き裂・無欠陥で溶接することは、相当の熟練工のみができる技能と言っても過言ではないであろう。ちなみに、上の溶接は他社の熟練工によって施工されたものである。 |
| <<
戻る |
|