技術分野

化学

事例・実績

比熱容量の測定
(示差走査熱量計:DSC・JIS K7123)

概要

 プラスチックの比熱容量測定方法(JIS K 7123)に基づいて示差走査熱量測定(DSC)では比熱容量を測定することができます。

  • セイコーインスツルメンツ(株)製 示差走査熱量計DSC6200,DSC6300
    セイコーインスツルメンツ(株)製 示差走査熱量計
    DSC6200,DSC6300

 比熱容量を測定する場合、図1の温度曲線のような温度プログラムに従って温度を上げていきます。

 基準物質側の状態を変えることなく、空容器、比熱容量既知の基準物質(サファイア等)、及び試料の温度プログラムの同じ条件で測定したデータが必要です。

 比熱測定に用いた3つのデータを図1に示し、プラスチックの比熱測定の例を図2に示します。

  • 図1.各データのDSC曲線
    図1.各データのDSC曲線
  • 図2.プラスチックの比熱
    図2.プラスチックの比熱