技術分野

材料評価

事例・実績

アダプタろう付け部の損傷

材質 ろう:銀(Ag),
母材:黄銅(詳細は不明)
使用条件 付加物締結後損傷発見
事故/
損傷状態
  • ろう付け部に生じたき裂を開放したところ、破面は比較的粗いものであった。
  • 破面には、延性破壊したことを示すディンプル状模様が形成されていた。
  • 圧入穴の寸法が小さいためか、アダプタ圧入時にき裂発生側の圧入穴先端部(鋭角部)が若干外側に開き、非き裂発生側に比べてろう材が多く侵入していた。
結論
(推定原因)
隙間大によるろう材の侵入過多及びそれに伴う強度不足(下図参照)
(付加物締結時の負荷による急速破壊)
対策
  • 圧入穴先端部の研削{鋭角にしている(肉厚が薄くなっている)ため変形しやすいと思われる}
  • アダプタと圧入穴の寸法調整  等

調査結果