技術分野

材料評価

事例・実績

機械部品の事故調査

 機械部品の事故には、破壊、腐食、摩耗等の様々な損傷があります。 ここでは、それらの概要についてご紹介致します。

破壊形態の調査

適用技術

エレクトロン・フラクトグラフィ(走査型電子顕微鏡)

破壊の種類

疲労破壊 繰返し応力による破壊
脆性破壊 材料が脆化したり、衝撃などがかかった場合の脆い破壊
延性破壊 通常の金属の延びのある破壊形態
クリープ破壊 高温で応力がかかっている場合、じわじわと進む破壊
応力腐食割れ 特定の環境下で、応力のもとで亀裂が生じる破壊
水素脆化割れ 材料に吸収された原子状の水素の作用で起こる破壊
凝固割れ 金属の凝固収縮によって生じる高温割れ

腐食調査

調査のポイント

腐食現象は、材料と環境の相互作用によって起こることから、腐食したサンプルの調査のみからはそのメカニズムを明らかに出来ない場合があります。
腐食したサンプルは、多くの場合、腐食生成物を伴っておりますので、それを分析すれば環境に関する情報が得られますが、出来れば環境の分析を行っておけば、現象の解明に大いに役立つものです。

腐食の種類(代表的なもののみ)

摩耗調査

調査の着眼点

摩耗現象は、大きく凝着摩耗とアプレシブ摩耗に分けられ、前者の場合は、油膜の切れた金属同志の摩擦の場合に起こり、両者の合金のしやすさなどが関係しますが、後者の場合は、硬さが大いに関係し、硬い材料ほど耐摩耗性がよいことになります。
歯車などの場合は、繰り返し荷重による疲労摩耗という現象も起こります。二つの面が接触したまま微動する場合には、フレッティング現象が生じ、フレッティング摩耗が起こる場合もあります。
砂などによる摩耗はエロージョンといい、摩耗現象の一種です。
高速の流体に接触する金属面は、キャビテーション・エロージョンという摩耗現象にさらされる場合があります。
摩耗の上に腐食が加わると現象は一層複雑になります。腐食摩耗という現象がこれです。
これらの内、どのような現象が起こっているのか調べるのが私達の調査です。