概要
当社では、多孔質材料をはじめとする吸着剤(吸収剤)の評価を幅広く実施しております。化学的・物理的特性の測定に加え、環境浄化装置やガス精製装置への展開を見据えた設計データの取得も対応可能です。
さらに、当社は多様な分析技術を有しており、吸着対象成分の定量分析から吸着剤の表面特性評価まで、精度の高い信頼性あるデータをご提供いたします。
事例1:吸着剤の性能比較
3種類の吸着剤の破過曲線を取得し、吸着性能を相対比較しました。
実施条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 吸着剤 | イオン交換樹脂 |
| 充填寸法 | Φ13×150 mm |
| 試験温度 | 10~40 ℃ |
| 試験圧力 | 常圧 |
| 対象成分 | 芳香族系 有機物質 |
| 測定方法 | 出口の濃度変化 |
吸着カラム
試験フロー
破過曲線のイメージ図
事例2:吸着剤の設計データ取得
排ガス浄化装置の開発のため、吸着剤の温度毎の飽和吸着量を測定し、等温吸着曲線を取得しました。
実施条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 吸着剤 | 活性アルミナ |
| 剤量 | 150 mL |
| 試験温度 | 0~80 ℃ |
| 試験圧力 | 常圧 |
| 対象成分 | 二酸化炭素 |
| 測定方法 | 重量変化 |
吸着剤充填塔
等温吸着曲線のイメージ図
事例3:吸着剤の耐久性評価
二酸化炭素の吸着/脱離特性データを取得し、吸脱着による性能劣化を確認しました。
また、被毒成分の影響も評価できます。
実施条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 吸着剤 | 多孔質材 |
| 剤量 | 10 L程度 |
| 試験温度 | 0~60 ℃ |
| 試験圧力 | 常圧 |
| 対象成分 | 二酸化炭素 |
| 測定方法 | 出口の流量/濃度変化 |
試験装置
吸着/脱離特性のイメージ図
対応範囲
吸着剤評価は、使用環境を模擬して行う必要があり、対象に応じて試験装置をその都度 準備する必要があります。当社は、吸着剤評価のための基本機器を取り揃えており、これらを組み合わせることで種々の条件に対応した試験を実施することができます。
また、ご希望の仕様に合わせた吸着剤評価試験装置を設計・製作し、装置そのものを納入することもできます。