技術分野

強度・応力計測

事例・実績

実構造物の強度試験

こんな時に

便覧やFEM解析に基づく推定でない 実物の強度を調べたい

どのような荷重によって破損したのか 状況を再現したい

特定の部位の強度を調べたい

事例1:薄肉円筒の引張・圧縮試験,曲げ疲労試験

薄肉円筒の溶接部の疲労強度を求めた例です。
荷重点や支持点の破壊を防ぐ治具を設計・製作し、円筒径、肉厚、角度、溶接手法などの影響を調べました。

事例2:鋼管同士の溶接の疲労試験

お客様の施工による溶接が、国際的な強度設計指針に適合することを実証するため、実物大のモデルで疲労試験を行った例です。「ホットスポット応力」の計測のほか、き裂の発生段階を捉える手法の調査、き裂進展のデータも採取しました。

事例3:ハンドルの耐久試験

特殊な機構をもつハンドルの耐久試験の例です。実物に近い挙動を表現できる治具を設計・製作し、ハンドルの形状や製造方法の違いによる耐久性を比較しました。

当社にできること

当社では電気油圧サーボ式の負荷装置を用い、単調に負荷を増す強度試験や、繰返し負荷を与える疲労試験や耐久試験が可能です。また、試験体の支持や荷重部分に必要な専用治具の設計・製作も承ります。

電気油圧サーボ式負荷装置の仕様例

  • 最大荷重:±10kN~±200kN
  • 負荷速度:変形が少ない疲労試験であれば10~30サイクル/秒
  • 負荷波形:単調増加(ランプ波)、
         繰り返し負荷(正弦波、三角波、台形波、プログラム波形)