技術分野

振動・騒音

技術レポート

複合環境振動試験装置のご紹介

1.概要

 2020年10月より温湿度環境 振動試験装置を導入し、複合環境下での振動試験が可能になりましたのでお知らせします。

 近年、温度・湿度環境下における振動試験は電子機器や樹脂系複合材が多用される自動車、航空宇宙分野において信頼性を確保するために欠かせない試験となっています。温度や湿度などの気象環境ストレスに加え、振動、衝撃などの物理的(機械的)環境ストレスを複合して与えることができるため、実装状態を再現した試験が可能となります。

図1 複合環境振動試験装置

2.主な試験規格

 複合環境振動試験規格の一例を下記に示します。

JISC60068-2-53 環境試験方法-電気・電子-第2-53部:耐候性(温度・湿度)と動的(振動・衝撃)との複合試験及び指針
ISO16750-3 路上走行車-電気・電子機器の環境条件及び試験- 第3部 機械的負荷

 上記以外の規格にも対応可能で、規格以外の様々な試験に対応できます。

 規格にない振動試験についても、お客様の目的に応じた試験方法の検討とご提案、試験結果に対する評価など様々なご要望にお応えいたします。

表1 振動試験装置の仕様
メーカ IMV株式会社
型式 A30/EM3HAM
加振方向 垂直加振
最大加振力 サイン波 30kN
ランダム波 30kNrms
ショック波 60kN
高速度ショック波 60kN
振動数範囲 5~2600Hz
最大変位 76.2mmP-P
最大搭載質量 400kg
最大速度 サイン波 2.0m/s
ショック波 2.5m/s
高速度ショック波 3.5m/s
最大加速度 サイン波 789m/s2
ランダム波 552m/s2rms
ショック波 1578m/s2
高速度ショック波 1315m/s2
振動台寸法 φ290mm
表2 恒温槽の仕様
恒温槽内寸 W1000 × D1000 × H1000 mm
温度制御範囲 -70℃~+180℃
湿度制御範囲 20%~98%RH
最大消費電力 3相 AC200V±10% 60Hz 32.5kVA

図2  振動試験装置の主要寸法

図3  複合環境振動試験装置の外寸