技術分野

化学

業務内容

組成分析・不具合調査 ゴム・プラスチック

概要

 当社では、ゴムやプラスチックなどの材質調査、物性測定、不具合原因調査等を行っております。お客様から、必要に応じて材料や部品、使用環境などの情報をいただき、ご要望に沿った適切な試験や分析をご提案いたします。各種試験・分析の結果は報告書にまとめ、総合的な見解をお示しします。

<こんなご要望はありませんか>

塗料や接着剤に関する各種調査も行っております。
お気軽にご相談ください。

調査手法

■ 外観観察・破面観察

走査型電子顕微鏡(SEM)

走査型電子顕微鏡(SEM)

 調査品の外観観察を行います。不具合原因調査の場合は、不具合品の損傷状態を詳細に確認します。ここで得られた情報をもとに、調査方針を決定することもあります。調査品にき裂・破断が生じた場合では、その破面の様相を観察し、破壊要因の推定に用います。

主な観察方法 用途(特徴)
デジタル一眼レフカメラ 比較的大きな箇所の撮影・観察(約1mm以上)
マイクロスコープ 微小領域の撮影・観察・寸法測定(約100μm以上)
走査型電子顕微鏡(SEM) 極微小領域の撮影・観察(約100μm以下)

■ 材料分析・物性測定・劣化解析

熱抽出・熱分解ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS)

熱抽出・熱分解
ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS)

 ゴムやプラスチックはポリマー・添加剤・充てん剤など、様々な物質の複合体です。ポリマーはもちろん、添加剤や充てん剤の種類によって物質の性質は大きく異なります。

 不具合原因調査の場合は、不具合品と健全品や新品の比較分析を行い、事前にお客様からいただいた情報をふまえて劣化要因を推定します。

主な試験・分析方法 用途(特徴)
赤外分光分析(FT-IR) ポリマーの定性分析、劣化解析
熱抽出・熱分解ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS) 有機添加剤・ポリマーの定性分析
熱重量測定(TG) 材料の組成分析
(有機添加剤・ポリマー・カーボンブラック等充てん剤)
示差走査熱量測定(DSC) 融点・ガラス転移点の測定
分子量や架橋密度の比較
熱機械測定(TMA) 熱膨張量、線膨張係数、ガラス転移点、軟化点 等の測定
動的粘弾性測定(DMA) 弾性率、分子運動性の比較、劣化解析
硬さ試験 硬さの測定、比較
接触角測定 親水性、表面処理状態の評価
分子量分布測定(GPC) 分子量分布の測定、比較
パルス法核磁気共鳴(NMR) 分子運動性の比較

■ 耐久性試験・再現試験

オゾン劣化試験機

オゾン劣化試験機

 部品や製品が曝される環境(光・熱・オゾン・湿度・液体・応力など)を模擬し、加速試験を行います。部品や製品の耐久性を調べるほか、不具合の再現試験にも用いられます。必要に応じて試験前後の評価(外観観察・材料分析・物性測定など)も行います。

 試験を複数の条件で行うと、部品や製品の寿命を予測することができます。

主な試験
耐光性試験 屋外暴露試験
耐熱性試験 浸漬試験
耐オゾン性試験 環境応力割れ試験
恒温恒湿試験 圧縮永久ひずみ試験

主な調査事例

 高分子材料は身の回りのあらゆる場所、用途で使用されておりますので、調査事例も様々です。一例をご紹介します。

材料 調査事例
ゴム
  • ゴムホースのき裂発生原因調査
  • ゴムパッキンの圧縮永久ひずみ試験
  • ゴム部品のオゾン劣化試験 等
プラスチック
  • プラスチック製品の変色原因調査
  • プラスチック製品の耐液性(環境応力割れ)試験 等
塗料
  • 塗装の変色原因調査
  • 塗装の剥離原因調査
  • 塗装の耐候性試験 等
接着剤
  • 接着剤の材質調査
  • 接着剤の剥離原因調査 等

関連項目